高専には、野球部やバスケットボール部、吹奏楽部といった一般の高校と共通する部活動がある一方で、ロボット研究部やプログラミング研究部など、高専ならではの部活動やサークルも数多く存在します。ものづくりが好きな生徒にとっては、授業だけでなく部活動でも専門性を伸ばせる環境が整っているのが高専の魅力のひとつです。
一般的な部活動と高専らしい部活動
体育系・文化系の部活動は高校とほぼ同様にそろっている学校が多く、運動部の全国大会として全国高等専門学校体育大会(高専体育大会)が毎年開催されています。加えて、電子工作やアマチュア無線、天文、模型製作、写真部など、理工系の学びと直結したサークル活動が盛んなことも高専の特徴です。文化系の部活動でも、学園祭でのステージ発表や研究展示を目標に活動する学校が多く見られ、地域のイベントに協力する活動を行うサークルもあります。
高専生が挑む全国大会
高専ロボコン
正式名称「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト」、通称高専ロボコンは、毎年その年のテーマに沿ってチームでロボットを設計・製作し、競技で対戦する大会です。地区大会を勝ち抜いたチームが全国大会に進出し、テレビ番組でも取り上げられるなど、高専の名を広く知らしめてきた大会のひとつです。部活動としてロボット研究部が出場する学校もあれば、有志チームとして参加する学校もあり、機械・電気・情報など複数の学科の生徒が協力してロボットを完成させます。
高専プロコン
「全国高等専門学校プログラミングコンテスト」、通称高専プロコンは、課題部門・自由部門・競技部門の3部門からなる大会で、プログラミングやシステム開発の成果を競います。情報系の学科を中心に、部活動や有志チームとして出場を目指す生徒が多いのも特徴です。
その他の高専特有のコンテスト
このほかにも、建築・デザイン系の「全国高等専門学校デザインコンペティション」(デザコン)や、英語でのプレゼンテーション力を競う「全国高等専門学校英語プレゼンテーションコンテスト」など、専門分野を活かしたコンテストが数多く開催されています。これらの大会は部活動単位で参加することもあれば、有志チームや授業の一環として参加することもあり、参加の形は学校によってさまざまです。
部活動と学業を両立するために
高専は実験・実習やレポートも多いため、部活動との両立には計画性が求められます。多くの高専では、活動時間や大会前の特別活動について顧問の先生と相談しながら調整する仕組みがあり、勉強と部活動を両立させている生徒が数多く在籍しています。志望校選びの際は、興味のある部活動やコンテストへの出場実績を公式サイトで確認してみるとよいでしょう。過去の大会結果やメンバーの体験談を紹介しているページがある学校も多く、入学後の活動をイメージしやすい材料になります。

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