高専のメリットというと就職の強さが注目されがちですが、実はもう一つ、知る人ぞ知る「最強ルート」といわれているのが大学への編入学です。この記事では、大学編入の仕組みと、あまり知られていないメリットを解説します。
大学編入とは?大学3年次からのスタート
高専の本科(5年間)を卒業した学生は、大学の3年次に編入学することができます。つまり、高専5年+大学2年の合計7年間で大学卒業と同等の学士号を得られる進路です。国立大学の工学部を中心に、多くの大学が高専からの編入学生を積極的に受け入れています。
編入試験が「狙い目」といわれる理由
試験科目が少ない
大学編入試験は、一般的な大学入試(大学入学共通テストや個別学力試験)とは異なり、多くの大学で英語・専門科目・小論文・面接を中心とした構成になっています。国語や社会など幅広い科目の対策が必要な一般入試と比べて、対策すべき範囲を専門分野に絞り込みやすいのが特徴です。
受験スケジュールが早く、併願もしやすい
編入試験の多くは高専5年生(本科最終学年)の夏前後に実施されるため、一般入試より早い段階で進路を決めやすいというメリットがあります。また、大学ごとに試験時期がずれていることが多く、複数の大学を併願しやすいのも特徴です。
専門分野への強い興味・実績が評価される
高専で5年間積み重ねてきた専門知識や卒業研究の内容は、編入試験でも高く評価されます。一般入試で高偏差値の大学を目指すよりも、専門性を武器に難関国立大学へ進学できるケースがあることから、「実は狙い目のルート」と言われています。
保護者にとってのメリットも大きい
大学編入は、学生本人だけでなく保護者にとっても知っておきたい選択肢です。高専の学費は後述のとおり国立大学とほぼ同水準に抑えられており、そのうえで編入後は大学卒業と同等の学歴・学位(学士)を得られるため、費用対効果の面でも注目されています。「高専は就職に強いだけでなく、大学進学の道も十分に開かれている」という点は、進路選択の際にぜひ押さえておきたいポイントです。

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